JCY技術委員によるベスト8、4試合のマッチレポートを掲載いたします。
【25】 カターレ富山 VS ロアッソ熊本 4(1-1 3-0)1
前半開始早々から、互いに積極的にボールを奪い合う姿勢をみせた。両チーム数回のシュートチャンスを迎えていたところ、30分富山が、⑩松岡を中心に素早いカウンターで先制点をあげる。熊本もその3分後、サイドからのクロスボールを⑪渡辺が見事なターンからシュートし1−1の同点とし、前半を終了した。
後半に入っても、富山が素早いカウンター攻撃を繰り返し、50分にはクロスボールで相手のオウンゴールを誘い2-1、3分後には、⑩松岡がペナルティエリア外から直接FK決めて2点差をつけ、引き離した。富山は62分にも追加点をあげ、熊本の反撃に対応しながらも攻撃的姿勢をみせ続け、4-1で勝利を収め準決勝進出を決めた。
【26】 大分トリニータ VS セレッソ大阪西 1(0-0 1-0)0
グループリーグを突破したJクラブ同志の対戦となった。ゲームは序盤から激しい球際の攻防が行なわれ、ミドルゾーンでの攻守の切り替えの多い展開となった。両チームともに、サイドを基点に攻撃を行うも、得点までにはいたらず、前半を0-0で終了した。
前半同様激しい攻防が行なわれる中66分、相手コートにおいて有利にボール保持を行ってきた大分が、右コーナーキックを獲得し、③戸高がファーサイドからのヘディングシュートを決め、均衡が破れた。C大阪西もシュートまで持ち込む機会も多く作ったが、大分が踏ん張り、そのままタイムアップを迎え、大分が準決勝への進出を決めた。
【27】FC CEDAC VS 湘南ベルマーレ平塚 0(0-2 0-2)4
前半から湘南がボールをしっかりと保持し、主導権を握る展開。湘南が、積極的なサイド攻撃からチャンスを作り出す。16分にはPKを獲得して1-0と先制、19分には再びサイド攻撃から得点をあげ2-0として前半を折り返した。
後半立ち上がりは、CEDACの前線の選手が、前半以上に積極的にゴールへ向かう姿勢をみせるが、大きなチャンスは作ることが出来ない。ゲームが落ち着いてきたところで湘南が、67分、70分にたて続けにゴールを重ね、4-0として試合を決定的なものにした。
【28】シーガル広島 VS 横浜FC 0(0-1 0-2)3
序盤は横浜FCがボールを保持する時間が多かったが、シーガル広島はショートカウンターからチャンスをつかむ形でゲームが進んだが、シュートまで持ち込む機会はお互い少ない展開であった。しかし、28分横浜FCが得た右サイドコーナーキックより⑭小澤がヘディングシュートを決め先制した。
前半同様、横浜FCが主導権を握るかたちでゲームが進む中、シーガル広島の攻撃を阻止した横浜FCのカウンターから、⑨山本、⑪中村がたて続けに得点し、その後のシーガル広島の反撃も及ばず、ゲーム終了をむかえた。